In 徳島②~日本中の雑草をみる旅人~

In 徳島②~日本中の雑草をみる旅人~

2019年5月21日 0 投稿者: smileworld

私は、WWOOFで参加するのは一人だと思っていました。

でも一週間。まるまるある人と一緒に参加しました。

その方は

カエルが知らないうちにやってきた。

「雑草さん」とここでは名付けます。

なぜなら

日本中の雑草を見て、雑草と共に生きるために、北海道まで行くらしい。

【平成生まれのたくましい人】

ここまでどうやってきたか。

ヒッチハイクや電車を使い、泊まる場所は野宿かゲストハウスか、お手伝いをするかわりに寝食をさせていただくスタイルでやってきたそうです。

それで九州から徳島まで来れるのがすごい。

道中、ゲストハウス運営を一人で任されたり、車を乗せてくれた人に突然医療用手袋とかもらったり、いろいろな思い出を語ってくれました。

ここに来たのは、野宿が続いて、体力的にしんどくなってきたから、布団で泊まれる場所を探し、突然電話で申し込んだ結果、受け入れてもらえたとのこと。

雑草魂とよく言いますが、

一つの思い「雑草を見て感じて、やつらと生きるために日本を回る。」があるだけで、

人間こんな風に動けるんだと感動しました。やはり、断られることもあるので、電話をせず、突撃するそうです。

ただ単に「行きたいんですぅ。」と言っているわけではなく、本当に行きたい。だけど金が足りない。だけど、お願いしてできることをして行く。この強さ。

20代の女の子。教え子よりも年下世代から、

その精神、雑草の名前、食用の有無、効能などをいっぱい教えてもらえます。年齢なんて関係ありませんね。

例えば、ヨモギで作る草餅の準備をしているとき

ゆがいたヨモギをペーストにする雑草さん

彼女は、ヨモギの方ではなく、そのヨモギから出た汁のすばらしさについて語ってくれます。

「うぉーーー。この汁。すごい色だ。顔や体につけてもすごくいいんです。お風呂にいれてヨモギ風呂でもいいし。」

二人で汁を山分けして、お風呂でたっぷり使ってみたら

リンスしなくても髪もいい感じで、肌もつやつや。ヨモギの香りっていいですね。

あと、彼女は突然雑草を食べます。(笑)

彼女は手袋なんてしません。素手で雑草を感じます。

田んぼの手入れをしているとき、田んぼにとってはじゃまになる七草のひとつ、「セリ」を除去していました。

土からだして、手でぱっぱとはらって、パクっ。

「うん。うまい。」

学校現場では、絶対に禁止しなくてはいけないことだけれど、彼女の行動の方がたくましいと私は思うのです。

田んぼからの帰り、昼ご飯をどうするかについて相談していました。

「あ、これ食べられますよ。姫女苑(ヒメジョオン)」

pixabayより参考。これの花が咲く前のものを摘み取ります。
豚肉をごま油で炒めただけ。先にゆがいてアクをとるほうが一般的にはおすすめ

しかし、雑草さんは

「アクも含めてやつら。だから私はあえてゆがきません。」

苦味もアクもやつらの個性。人間もそうかもしれませんね。

【マツコの知らない世界にいるよう】

布団で川の字になって一週間過ごしました。農作業について、先生の人柄について、自分の課題についていろいろ話しましたが、

雑草の話になると

確実に彼女の目が変わるんです。

もう、こんな目。

自分が「マツコ」になった気がしました。

聞いたことのない、

むしろ疑問にも思ったことのない、

そんな世界に魅了されている人の話は

とてつもなく面白い。

私は、「マツコの知らない世界」に彼女を強く推薦いたします。

ちなみに彼女の一番すきな雑草は「オオバコ」

踏まれるからこそ伸びるあいつらが好き。完全なるマゾ雑草です。

私は、料理やお菓子作りの方に興味がありましたが、

雑草さんは、草引きと、ヤギの世話。

毎日ミルクをあげていてなつかれていました。

旅のいいところは、偶然の縁で、同じ体験をし、

違う考え方や、生き方を共有できることです。

自分一人で行くよりも

かなり充実した旅になりました。

私と雑草さんは、高速のサービスエリアで別れました。私はバスで帰宅。彼女はサービスエリアで関西に向かう車にお願いし、今後も北海道をめざして、雑草を見ながら進んでいきます。

今後、関西から北海道に住んでいるみなさんで、彼女と会ってみたい。寝食を提供してもいい!お店を手伝ってほしい!草について教えてほしい!という方がいらっしゃいましたら

itsasmilew@gmail.comへ連絡をください。

先生にも「この子、根性あるのぅ。」と言われた存在です。

ただ、彼女のリズムがあるので、行けない場合もありますが、ご了承ください。

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